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MD Records History

20年の歴史を今紐解く

随時更新


History 001


たった1台のMTRからそれは始まった

自らの手で作り上げたCD

大学卒業後就職もせず「音楽でメシを食う」という想いだけで活動を続けていた。
漠然とした想いだけがあり、ただバンド活動を行なっているだけだった。
ある時所有していたMTRがバージョンアップしCD-R作成機能が搭載された。
「CDが作れる!」そう歓喜したのを覚えている。
そして無我夢中で自分の曲を完成させ1枚のCDを焼いた。
あの時の感動は今でも忘れない。
単純に「これでレーベルが作れる!」と思った。
何も頼らずに自分の力だけでCDを作って販売してイベントを行う。
そんなことが出来ると思ったきっかけは本当にたった1台のMTRだった。

 


History 002


湧き上がる想い

いろんなバンドを経験して

大学在学中にはいくつかのバンドを掛け持ちしてた。
ジャンルは様々でコピーバンドからメタルバンド。
さらにはテクノバンドでギターを弾いてたりもした。
大学卒業後もその付き合いは継続し、バンドを掛け持ち続ける日々だった。
その中でいろんな人脈ができ、いろんなところでライブをした。
どのジャンルのバンドも自分にとっては新鮮で「どれもカッコいいやん」って思うようになっていた。
「この人たちみんな集めたら何かできないかな」と考え始めたのが大学を卒業した1年目にそういう想いが強くなった。
「自分たちだけでプロのレコード会社みたいなことが出来るんじゃないか」と。
まだどのバンドも「デモテープ」を売っていた時代に、CDを個人で作れるようになった僕は少し浮かれ気味だった。


History 003


MDってなんの略?

ふとした一言から

「MD Rcords」はもともと「Muscle Docking Records」という名称だった。
つまり「エムディー」ではなく「マッスルドッキング」だったわけだ。
その名前の由来とは…。
話は今から(2019年4月現在)から21年前に遡る…。
そして、内容は写真にある通りである。
つまりは漫画「キン肉マン」から出て来た言葉なのである。
最初に言い出したのは僕なのだが、最後まで「マジで?」って言い続けていたのも僕である。
この当時はSNSなんてなかったし、メールもそんなに普及しているわけでもなかた。
だからライブのたびにアンケートを配布し、そこに住所を書いてくれた人に毎月情報を送っていた。
自分なりに努力して作っていたのだが…。
今見るとただ単にキン肉マンの内容に突っ込んでいるだけだなと少し笑えた。

 


History 004


暗中模索

何もかもが初体験

「Muscle Docking Records」を立ち上げた当初は4バンドが在籍?
と、言う形をとっていた。
レコーディングは自らで行い、それぞれのライブ会場で発売。
作るのは僕が一手に引き受けていた。
まあそれはいいのだが、この当時から「利益を生む」という方法を全くとっていなかったなと。
今も昔も、そういうところは全く変わっていない。
で、それぞれがライブをして動員を増やそうとするんだけど…。
なかなか上手くもいかない。
今から考えても、結構個性的なバンドが揃っていたとは思う。
ただ、それを伝える手段を知らなかった。
今のようにSNSがあるわけでもなく、動画サイトがあるわけでもない。
とにかく、ライブをやってアンケートを回収して、そこに愚直に情報を送る。
で、「他はどういう風にやってるのか?」を調べる手段もなかったのが現実。
なんせネット環境も整ってなかったので。
もうとにかく自分たちで考えて、やれることをやる。
そんな毎日だった。
そんな中で「みんなでイベントをやってみたらどうだろう?」という考えが頭の中に出て来た。


History 005


初のレーベルイベント

オムニバスCD発売記念も兼ねて

1998年10月3日にレーベル初めてのイベント「Muscle Docking祭り」を開催した。
今から考えても、すごい名前だなと思う。
自分が冗談で言い始めたレーベル名が、当たり前なんだけどお客さんに浸透していたのが嬉しのと同じくらい恥ずかしかったのを覚えている。
4バンドが参加したこのイベントは、枚方BLOW DOWNで開催された。
何もかも手探りだったけどチケットは140枚売れたし、当日もその通りの人数が来た。
僕はオムニバスCDを完成させるために66時間ほど不眠不休だったのを覚えている。
なんせ口の周りに生まれて初めてと言うくらいの出来物が出来まくっていたから。
CDを焼くとかジャケットを切ってケースに入れるとか、とにかく全部自分でやった。
任せる人がいないと言うよりは…。
なんか自分で全部やりたかった。
意地をはったわけではなくて、ただのワガママだったかな。
後々自慢したかったのもあると思う。
「あれ、オレが全部やってん」って感じで。
僕にとっては、初めての大きいイベントで…。
自分で言うのもなんだが成功だったと思う。
「このままどんどんいける、大きくなれる」と思ってた。
何も疑わずに…。

日々の生活を綴った本当にグダグダな日記    走れ!猛!


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